このコンテンツでは、ちょっぴりおバカなコーギー「サクラ」と物知りプードルの「コロ」と一緒に、ペットに関わる役立つ話をできるだけ分かりやすい言葉を使って解説します。
「もう1匹ほしいな・・・」
犬好きなら一度は考えるのが2匹目。いわゆる多頭飼いです。
今は空前のペットブーム。テレビをつければ毎日動物番組がやっていますね。犬同士がじゃれあう姿を見ると・・・
飼い主
昔は親子で多頭飼いになるケースが多かったと思います。
今は避妊手術も推奨されていますし、ペットショップで再度購入するパターンが一番多いのではないでしょうか。
「この子かわいいし、もう1匹飼いたいな」
「チワワかわいいけど、プードルもほしいな」
あとは、犬のためにと思って飼うパターン。
サクラ
犬はとにかく甘えん坊だし、飼い主にかまって欲しいオーラ全開です。遊びたい欲求はつきないし、ずっと遊んでいるわけにもいかないし、さてさて困った。
犬同士で遊んでくれればな、と思うこともありますよね。日中時間がとれない、留守が多くなりがちな人は特にこのケース。
でも2匹目飼うのって不安は大きい。もしかすると、1匹目のときよりも不安が大きいかもしれません。
多頭飼いで不安に思うこと
・飼い主として責任を果たせるのかな
・この子とうまくやってくれるかな
この記事では2匹以上飼っている、いわゆる多頭飼いをしている飼い主さんに直接インタビューして記事にしています。
※アンケートはクラウドワークスを通して平成30年2月5日に実施をいたしました
ご協力頂いた方
ももとかりんさん:ヨークシャーテリア✕2匹
ひめさん:ポメラニアン、チワワ
吉田さん:プードル、チワワ
3名ともいろいろ苦労もされています。ぜひ参考にして下さい。
それでは、まいりますっ!
犬の多頭飼いはどうなの?
とりわけよく聞くワード
「犬は群れの中で生活してきた。だから犬同士で生活するのが幸せだし、多頭飼いに向いているよ」
でもね。「それ1万年前の話だよ?」て言いたい。
犬の祖先は群れで生活してきたオオカミです。その中で自然とルールを覚えてきたとされます。サバンナで生活する動物もしかり、群れには掟があります。自分勝手な行動が出来ません。
では犬同士で生活をした方が幸せなのか?
答えはNoです。
繰り返しだけど、群れで生活していたのは1万年も前のこと。いつの間にか人間との繋がりが深くなっていきました。牧羊犬や狩猟犬として人の役に立ち、一方で犬も人間から食べ物を与えてもらってきました。
人と犬はもう切り離せない存在なんですね。ぼくらとワンちゃんは心はひとつ!
このサイトの読者には犬が嫌いな人はいないはず、という前提です
だから、犬は人になつきやすいんですね。生まれながらに「人になつく」というDNAがあるとも言われています。
ペットショップで購入した日を思い出して下さい。「本当になつくのかな…大丈夫かな…」「家に来るけど気に入ってくれるかな」と不安に思ったはず。その不安はすぐに消え、もともと自分の家だったかのようにすぐに馴染んでくれたのでは無いでしょうか。
先輩たちに感謝!
昔から、犬と人がつながってきたからだと言えます。人間の家族と暮らすことで群れをなしています。犬同士で生活する方が良いってことは無いですね。
一方で犬同士はいろいろと大変なことも多いのが現状です。縄張り争いもあるし、飼い主の覚悟は必要になるかも。
犬同士で教育している
新入りの犬は、先住犬に学ぶと言われています。先輩であり先生ですね。
ここでアンケート
新入りが先住犬の影響を受けたと思う?
思う!思う!思う!
全員一致ですね、先住犬の影響力はでかい!
ひめさんのケース(ポメラニアン、チワワ)
先住犬はポメラニアン、後からきたのがチワワです。
吠え癖に困っています。ポメラニアンはもともと家に誰か来る時に吠えていました。「来訪者もそんなにいないし、まあいいだろう」としつけは特にしていませんでした。あとから来たチワワはおとなしかったのですが、4ヶ月の頃には一緒に吠えるようになっていました。
「チワワを飼う前に吠えないように訓練をしておけば」と反省をしております。先住犬の行動をよくマネているので、吠えるのもマネしたのではないかと思います。
あまりに吠えるためか。それとも、オスとメスだからか。先住犬がだんだんと避けることが増えてきました。それが余計にストレスで、2匹目であるチワワの吠え癖に繋がっているかもしれません。今はしつけを頑張っています!
2匹目を飼う前に、先住犬のしつけをきっちりしておくことをオススメします。
ここでアンケート
犬同士で教育している?
思わない!思う!思う!
思うが2票、思わないが1票。さきほどの、ひめさんが思わないと回答しました。
ももとかりんさんのケース(ヨークシャーテリア✕2匹)
2匹とも同じ犬種です。先住犬(もも)が3歳、後輩(かりん)が1歳2か月です。
先住犬が2.4キロ、後輩は3.2キロです。後輩の方が大きいです。じゃれあっていても、後輩のかりんがいつも勝ってしまいます。ケンカしているわけではないですが、「後輩の方が立場上なのかな…ももゴメンね」て思ってました。
でも、先住犬(もも)を敬わっていて、気を使っていると分かる出来事がありました!
お恥ずかしながら?!毎日犬と一緒に寝ています。先住犬(もも)は枕元を確保し寝ます。後輩(かりん)はベットの足元で寝ています。体は大きいしスピードもあるから、いつでも枕元を奪い取ることはできるはず。でも足元が好きなんだろうな、と思っていました。
そんなある日、先住犬が1週間入院することになりました。後輩は一人きりです。寝るよと声をかけると「枕元で待機」、先住犬を真似するように寝ています。
1週間たって先輩犬が病院から戻って来ました。「これで取り合いになったらどうしよう…」と不安に思っていましたが、以前と変わらず先住犬は枕元、後輩は足元で寝るようになりました。
体も大きく、ふだんから先住犬よりも上だと思っていました。でも、その逆で気を使っていたんだなてのが分かりました。あまり先住犬との差をつけない育て方をして来たので、本当にびっくり。知らない間に犬同士できちんと教育されていたんだと痛感しています。
多頭飼いするときの相性
犬種同士の相性が重要と言われています。ですが本当にそうなのでしょうか?
ここでアンケート
犬同士初めから仲良くしていた?
いいえ、いいえ、いいえ(今も苦戦中)
やはり始めから上手くはいかないですね。
犬種が同じだとうまくいきやすい
と言われていますが、なんとも言えないところ。先ほどの「ももとかりんさん」は2匹ともヨークシャーテリアですが、初めは苦労したみたい。犬種が同じだから楽ってことはないはず。
それよりも、先住犬の性格が重要です。
犬の散歩をしていて一番出会うのが柴犬。優しくすりよってくるのもいれば、吠えて威嚇してくるのもいます。同じ犬種でもぜんぜん性格は違うのが分かりますね。
同じ環境で育てれば似てくるので、慣れてくれば改善していくでしょう。犬とネコが仲良くしているケースもたくさんありますしね。
先住犬を大事にする
先住犬を大事にすると上手くいく、と言われています。もともと飼い主の愛情をひとりじめに出来ていました。もう1匹が突然あらわれる。
サクラ
コロ
と言われてもパニック!仲間ではなくライバルです。そのストレスを想像すると…人間の場合もそうですね。私も弟に嫉妬して大変だったらしいです、覚えていませんけど(笑)
だからこそ、先住犬を大事にしてもらいたいってことです。ストレスから異常行動をすることもあります、イタズラとか。「急で不安だよね、変わらず大事にするからね」と思って優しく接してあげてください。
多頭飼いの年齢は気にする?
調べるといろいろな声があります。
・先住犬が2歳までなら大丈夫だよ
・犬の年齢が5歳離れるとちょうど良いよ
・先住犬が歳をとっていると大丈夫だよ
はっきり言うと答えはないのかなと。犬は話せないから本当のところは分かりませんし。5歳離れて上手く言った人は、「5歳差大丈夫だよ」て言うし。逆もしかりです。身も蓋もないですが、これも先住犬の性格と環境の影響は多いのかと思います。
1つだけ年齢で考えてほしいのは「散歩」です。
犬の散歩目安
1歳まで:まだまだ子供。歩く距離は短いよ。
1〜6歳:犬の全盛期でバリバリ元気!
7歳〜:だんだんと高齢期に、散歩の距離回数も減っていくよ
※犬種や個体で違うのであくまで目安
年齢によって散歩距離や時間は変わるわけでして。歳が近ければ一緒にいくことも出来ますが、幼少時は個別でいく必要があります。「2回行くの大変…」と感じた方はもう一度自分と相談して考えましょう。
ゲージは2つ必要
アンケート
ゲージは分けている?
分けている、分けている、分けている
みなさん同じ意見ですね。ゲージは頭数分必要になります。仲が良くても寝る時は別々にしてあげてください、ゆっくりできますしね。ゲージはスペースを取るので、どこに置くかも重要です。あらかじめ考えておきましょう。
費用も2倍かかるよ
忘れてはいけないのが費用です。単純に2倍かかります。ドッグフード、おやつ、予防接種、病気の時の治療。
あとは忘れがちなのが「ペット保険」です。犬の治療費は高いので注意が必要です。犬が病気になった時の平均治療費はだいたい20万円です。もちろん1匹での治療なので、多頭飼いする人は準備が必要です。
飼い主
1社1社資料請求は面倒…という方は一括サービスを使うことをオススメします。
スクエアはペット以外にも、火災、自動車など。保険の資料一括請求に特化したサービスです。無料ですしね、資料請求だけでも行って検討した方が良いでしょう。
「ペット保険てなに?」という方はこちらの記事をどうぞ
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